Androidスマホ画面をMHLでテレビに映してみた

レビュー

スマホのスクリーンを大画面の液晶モニタに映すとゲーム画面とか大きくなって、きっと楽しいです!ただ、いくつか注意しなければならない点もあります。

MHL(Mobile High-Definition Link)とは

スマホについている microUSB 端子から映像と音声を出力するための方式で、HDMI でディスプレイに出力することができます。

2014 年辺りまでは microHDMI 端子がついているスマホがありましたが、MHL もあるし充電とかデータ転送とか全部 microUSB でいいよね的な感じ (想像) で今に至ります。

バージョンは 1.0 から 3.0 まであります。1.0 はフル HD, 3.0 は 4K が規格上の最大解像度です。

MHLの対応状況

MHL で接続するにはスマホもディスプレイも MHL に対応している必要があります。最近のスマホは大体対応していますが、ディスプレイは要チェックです!

HDMI 端子があっても MHL に対応しているとは限らないようなので、型番で調べておくといいと思います。

また、バージョンや性能によって希望する解像度に至らないことがあります。

繋げ方

繋げるのは簡単で、方法は二種類あります。MHL ケーブルを使うか、スマホに MHL 変換アダプタを挿してそこから HDMI ケーブルで繋げるだけです。

MHL は変換時に電力を必要とするらしく、給電してあげなければなりません。HDMI の方から給電するタイプと、変換器のところに microUSB を別に挿して給電するタイプの二種類があります。


私は MHL ケーブル (バージョン 1.0) を買いました。規格上はフル HD までいけます。

バージョン 3.0 だと規格上 4K までいけます。よく見るとこっちのほうが安かったので、若干ショック…。

変換アダプタはこんな感じです。HDMI ケーブルを持っているならこっちでもいいような気もします。ちなみに、ほとんどが ELECOM の商品です。

※ Galaxy シリーズは特殊で、使えるアダプタが限られている (専用アダプタ) ので要注意です。

実際に使ってみた

さっきから何度も規格上って言っていますが、ディスプレイのパフォーマンスもしくは規格次第で最大解像度にならないケースがあるようです。(私)

ディスプレイはフル HD でスマホは MHL 3.0 対応ですが、MHL 1.0 のケーブルを挿したときの画面解像度は 1280*720…ただの HD じゃん!って感じです。

MHL は自動で解像度を切り替えるので設定項目もなく、なす術はありません!

それから、500mAh 対応のケーブルで繋いでいると給電してるのにどんどん電池が減っていくという恐怖に見舞われていたので、2A 給電のやつとかにしたほうがいいかもしれません。

どんな使い方ができる?

Amazon FireTV の代わりになる?

Amazon FireTV のメイン機能は Amazon プライムビデオがテレビで見られることです。

スマホにプライムビデオのアプリを入れて MHL で接続すれば、同じ環境ができます。

FireTV はリモコンが使えるのに対して、操作するときはスマホのもとに行かなければならなかったり、長時間スマホを起動しているので熱くなったりするのが大きなデメリットですが…。

Word や Excel が無料で使える?

ワード、エクセル、パワーポイントのスマホアプリは無料で提供されているので、MHL で液晶モニタに繋いでワイヤレスキーボードとマウスをスマホに bluetooth で接続すれば、お手軽に Microsoft Office 環境が作れます!

高いパフォーマンスが期待できなかったり、やはりスマホが熱くなったり、半分くらい冗談になってしまいましたが、不可能ではありません。おすすめはしませんが、使い方は工夫次第です!(自己責任でお願いします)