安かったので、ノートパソコンの拡張用ディスプレイとして石川県に本社を置くアイ・オー・データ (I-O DATA DEVICE, Inc.) の IODATA EX-LD2381DB を買ってみました。
ちなみにトップ画像はアイ・オー・データではなく EIZO のディスプレイです…
商品の概要
- 23.8 インチ (他にもサイズあり)
- フルハイビジョン ADS ディスプレイ (広視野角)
- ノングレア (非光沢)
- フリッカーレス
- ブルーリダクション (ブルーライト軽減)
- HDMI, DVI-D, D-Sub 入力
- VESA 対応 (ディスプレイアーム接続)
Amazon で当時 15,000 円くらい、価格.com などで人気上位に挙げられているだけあってよく売れているようです。
また、某家電量販店に見に行ったところ、店頭販売価格では 22,000 円くらいだったので、EC サイトだと結構お得に買うことができます。
見やすさが重視されたモデル
フリッカーレスなので、チカチカした感じがしません。カメラで撮るとよくわかります。フリッカーレスは他にもフリッカーフリーなど様々な呼ばれ方があるようです。
ブルーリダクション機能をオンにすれば、ブルーライトも削減できます。その代わり、当然出力が黄色っぽくなります。
一方、音の質は気にしてはいけないところです。ヘッドフォンなどで音を聞いているので個人的には問題ないのですが、良くはありません。
応答速度
ゲームメインで使うことは考えていなかったので、応答速度はまったく気にしていませんでした。Amazon にはその記載がないのでわかりませんが、公式 HP によると次の通りです。
- 通常 14ms
- オーバードライブ時 6.1ms
フレームレス?
マルチディスプレイ環境にしたいなら、フレームレスのディスプレイを繋げたほうが利便性が高まります。
このディスプレイなら安価に数枚揃えられるので、選択肢としてはありなのか?と考えてみると、フレームは上と横が 15mm, 下が 20mm くらいです。フレームレスを謳う製品は大体 7, 8mm くらいなので、ちょっと太め。繋げたとき 30mm ほど間が空くということですね。
フレームレスモデルも販売されています。
ただ、これ一枚買うのと今回紹介しているディスプレイを二枚買うのが同じくらいの値段という感じです。
同価格帯で比較してみる
大体の商品は入力端子や画面解像度は同じで TFT 液晶を採用していますが、その駆動方式に 違いがあります。IODATA は IPS 方式を採用しています。
駆動方式
IPS 方式 | TN 方式 | |
---|---|---|
視野角 | 広い | 狭い |
色の再現性 | 高い | 低い |
価格 | 少し高い | 比較的安い |
消費電力 | 多い | 少ない |
応答速度 | 遅い | 速い |
これらの特徴を踏まえて、いくつかのメーカーのものを比較してみます。
BenQ
同価格帯で似た商品として BenQ という台湾メーカーの BenQ GL2470HL (AMVA+ 方式) があります。
視野角や価格が TN < AMVA < IPS らしいので、安く抑えたい場合は検討の余地ありです。ただ、Amazon だと同価格です。
ASUS
同じく台湾メーカーで有名な ASUS (エイスース) も同価格帯でほぼ同じサイズのディスプレイ VZ239HR (IPS 方式) を販売しています。
フレームレスで液晶が薄いことがメリットです。
その代わり、IODATA, BenQ には付いていた DVI-D 入力端子がなく、ディスプレイアームをつけることもできません。フレームレスならマルチディスプレイに?と思ったのですが、アームが付けられないのは地味に痛いかもしれません。
ゲーム用に応答速度 1ms のディスプレイ VE248HR (TN 方式) も販売しています。
こちらはディスプレイアームに対応していて、端子も HDMI, DVI-D, D-Sub の三系統揃っています。FPS など応答速度を重視する方向けです。
マウスコンピュータ
さっきまでのが 15,000 円台で、これが 21,000 円くらいですが、良さそうなのでご紹介。日本メーカーの iiyama ブランド XU2493HS-B1 です。
DisplayPort に対応しており、別売りであることが多いケーブルが DisplayPort/HDMI/D-Sub 全て同梱されています。
ディスプレイアームに対応していて、フレームレスの記述はないものの横のフレームがかなり細そうなので、マルチディスプレイもいけそうです。
最後に
EIZO のディスプレイも良いという話を耳にしたことがありますが、値段が最低でも二倍するんですよね。