Kindle は優秀な PDF リーダーである5つの理由

レビュー

今や電子書籍として多くの人に知られる Amazon の Kindle Paperwhite は他機種に比べて安価ながら、十分な機能を備えた優秀な製品です。

ちなみに、最も安価な Kindle は約 8,000 円ですが、何より大きな違いは電子ペーパーの裏に LED を搭載しているか否かです。電子ペーパー自体はスマホ等に使われる液晶と異なり、発光しているわけではありません。暗い場所では見ることができなくなりますので、注意してください。

さて、今回は第 10 世代となる Kindle Paperwhite を紹介します。良いところはいくつもありますが、特にここがいい!というものは以下の5つの特徴です。

電池持ちの良さ

まず、タブレットやスマホに比べて圧倒的に電池持ちがいいことです。

電子ペーパーは省電力に優れているので、一週間充電しなくてもバッテリー切れを起こすことはないでしょう。(もちろん、使用するにつれて少しずつ劣化はしていきます)

Amazon の公称値では一日 30 分利用 (Wi-Fi オフ) ならば数週間持つとありますが、使ってみた結果、誇張ではなさそうです。

疲労の感じにくさ

そして、電子ペーパー自体は発光しないことから、目に有害とされるブルーライトも発生しません。目の疲労はブルーライトが原因の一つとして挙げられていますが、液晶を見ているというより本を読んでいるかのような感覚なので、長時間読書する方にはおすすめです。

また、重さは Wi-Fi モデルで 181 グラム。iPhone XS が 177 グラムで、iPad mini4 が 298.8 グラムですから、大きさで比較すると軽い部類に入るでしょう。

明るい場所でも活躍

スマホやタブレットを使用していて地味に困るのは、直射日光下などのとても明るい場所だと画面が暗くて何も見えないことです。液晶に太陽光が反射するために起こる現象です。

しかし、電子ペーパーは液晶ほど顕著に見えなくなることはありません。紙に光が当たっているときと同じような感覚です。表面に貼ったフィルムが太陽光を反射するなら、当然それが目に入ると眩しいことに変わりはないのですが…。(私は貼っていません)

PDF の変換機能

Kindle を購入すると、Kindle に PDF を送信するためのクラウドとメールアドレスが作成されます。メールアドレス宛に PDF を送信するとクラウドに追加され、Kindle でダウンロードできるようになる仕組みです。

メールアドレスは Amazon のウェブサイトの [アカウント&リスト] > [コンテンツと端末の管理] > [端末] で Send-to-Kindle E メールアドレスに表示されています。また、送信した PDF は同ページの [コンテンツ] タブで表示:[パーソナル・ドキュメント] とすると、管理できます。

上記で確認したメールアドレス宛に PDF を添付して送信するだけでいいのですが、例えば文字サイズ 9pt の論文を送ったとしたら、画面サイズ6インチの Kindle では非常に見づらくなります。

そこで便利なのが、PDF 変換機能です。添付したメールのタイトルを「変換」とするだけで、Kindle にダウンロードしたときに読みやすくなるように変換してくれます。これがとても便利!Kindle 上で文字サイズを変更したり、フォントを変更したりできるので、自分の好みに合わせて読みやすくすることが可能なのです!

ただ、一点だけ妥協しなければならない点があります。LaTeX で数式を埋め込んでいた場合などは崩れて読めません…。

単語の検索機能

最後は、文章内の単語の検索機能です。特に英語の論文を読むときには重宝するかもしれません。

長押しすると内部に搭載している辞書ですぐに調べてくれるので、オフライン環境で利用できます。また、わからない単語が出てきたときにページを閉じる必要がないので効率が上がるでしょう。

また、オンライン環境であれば、辞書に登録されていない内容をハイライトすると Wikipedia で検索します。Wikipedia の存在はここまで及んでいたのですね。(内容の信憑性は要判断)

今回は大きく取り上げませんが、水深 2m に一時間浸けても壊れない耐水性や読書中のメモ機能、ハイライト機能など他にも様々な機能が付いています。

Kindle 本を読みたい方はもちろんのこと、安価な PDF リーダーが欲しいという方にはぜひおすすめです!

ちなみに、論文を A4 サイズでそのまま読みたいのであれば、ソニーのデジタルペーパーが良いと思います。かなりお高めです。