手が冷える冬のパソコン作業はシーズヒーターで乗り切るべし

レビュー

冬にキーボードを打っていると異常なほどに指先が冷え冷えになりませんか?私はもともと血行が良くないのか、毎年冬になるとしもやけに頭を悩ませていましたが、パソコンでの作業が増えるにつれて冷え具合がさらにひどくなってしまいました…。

そこで有効な寒さ対策はないかと色々考えた結果、シーズヒーターという答えに辿り着きました。同じ悩みを抱えている方はぜひ参考までに!

指先が冷える原因

キーボードを打つときは一般的には手首が机にくっついていて、ほぼ動きません。手首から先の動きだけで操作しています。指先から熱が失われていくのは動きがなくなると血の巡りが悪くなり、指先まで熱が行き渡らないためです。

また、机の冷たさが手首の血管を冷やし、流れる血液の温度が下がってしまいます。特に冬のノートパソコンはとても冷たくなっているので辛いですね。(オール金属製の Macbook とか!)

その対策として、手袋をするといいよ!という声がよく聞かれます。手首から冷えることがなくなるので、かなり有効です。ちなみに、手袋が指先まで覆ってしまっているものだとうまく打てないことがあるので、指先が出ているものを使う人が多いようです。

また、手袋ごと温めてしまおうというグッズもあります。

ただ、見た感じでは評価は微妙なようです。ヒーターを買うよりは安いですが、コスパがいいのか疑問が残ります。(最早カイロでもいいのでは)

私も指先が出ているタイプの手袋を使い始めましたが、少し問題がありました。そもそも部屋が寒すぎて手袋に収まっていない部分にしもやけができ始めたのです。(室温 12 ~ 13℃)

ヒーターの種類とその違い

私の手は手袋をしたくらいで解消される程度の冷え具合ではないらしく、部屋もしくは私自身が温まらないといけないようだということで、ヒーターを増やすことにしました。備え付けのエアコンはあるのですが、空気が乾燥してしまう&電気代が高いという理由で使っていません。

ただ、一口にヒーターといっても色々な種類があります。簡単に違いを紹介します。参考までに、価格コム売れ筋ランキング一位の商品を並べておきます。

石油・ガスストーブ

当然これが一番温かいです。ただ、灯油やガスを買ったり設備を用意するのは簡単ではないので、すぐに導入できるかは怪しいです。

また、私の偏見ですが、他の種類のヒーターよりも火災になりやすいイメージがあるので、少し心配でもあります。

CORONA 石油ストーブ

ファンヒーター

安価で手軽なので人気があるファンヒーター。石油タイプやセラミックタイプなどを見かけます。

石油タイプは燃料が必要ですが、電気だけで動くものもあり、かなり小型化が進んでいるので置く場所に困りません。季節家電は収納に困るので嬉しい点ですね。

しかし、送風によって暖められるため、ストーブと同様に空気が少し汚れてしまうという欠点もあります。(鼻の粘膜が弱っている私にとっては一大事)

灯油を燃料とするファンヒーターの一位はコロナ。

CORONA ファンヒーター

ちなみに、最近人気の Dyson Hot + Cool (ダイソン) も Hot の部分はファンヒーターです。Pure がついているものは空気清浄機機能も付いている商品です。(高い…)

dyson hot+cool

オイルヒーター

空気が汚れない、火災になりにくい暖房器具であるオイルヒーター。値段が高いイメージでしたが、アイリスオーヤマなどから安価なモデルも発売されています。

空間を暖めるタイプですが、電気代がかかる割にそこまで暖かさを感じないという声も聞かれます。

アイリスオーヤマ オイルヒーター

ハロゲンヒーター

スイッチを入れたらすぐに温まるのがハロゲンヒーターです。値段もお手頃なので、部分的に温めたいという場合は良いと思います。

ただし、ハロゲンヒーターは空間を暖めるわけではなく、当たっている対象物を温めるので、その場から離れると寒くなってしまいます。また、電源を入れっぱなしにすることが多いので、意外と電気代がかかるようです。

当たっている部分を重点的に温める性質が逆に低温やけどや火災の原因となることがあり、最近はあまり見かけなくなったような気がします。

テクノス ハロゲンヒーター

カーボンヒーター

ハロゲンヒーターと同様に速暖性が高く、部分的に暖めることを目的としたヒーターです。

ハロゲンヒーターと異なるのは、遠赤外線を利用していることです。当たっている表面だけでなく、体の内部から暖まるので出力を下げることができ、結果的に光熱費を削減できそうです。

山善 遠赤外線カーボンヒーター

シーズヒーター

暖まるスピードが少し遅い代わりに、暖める力が強いのがシーズヒーターです。また、丈夫な素材が使われているので寿命が長いという特徴があります。

遠赤外線で部分的に暖めることを得意としていますが、出力を上げるとかなりの効果を発揮します。初めて出会ったのは某家電量販店でしたが、あまりの暖かさに驚きました。

ちなみに、メーカーによって名前が異なるため、検索するときには注意が必要です。

ダイキン セラムヒート

なぜシーズヒーターを推すのか?

10 段階のうちの1に設定しているので出力最小ですが、とにかく暖かいの一言に尽きます。

パソコンの近くに置いているので暖まりすぎると良くないのですが、程良く温めてくれるので重宝しています。

また、部屋の密閉性が高いこと (ドアを開閉するときに風圧を感じるほど!) も相まって空間全体が暖まるので、室温は 20℃ 前後まで上がります。空気も汚れないので、とても快適です。

シーズヒーターを導入してからというもの、しもやけを発症していません!(効果には個人差が)

ちなみに、我が家には二台あるので、それぞれ紹介します。

一台目はセラムヒート (ダイキン) です。家電量販店で会いました。

ダイキン セラムヒート

これは我が家にあるものよりも新しいモデルですが、以前よりも値段が下がったのでより買いやすくなりました!ヒーターの中では安価なセラミックファンヒーターに並ぶ人気商品です。

ただ、横幅が 30cm くらいあるので、デスク周りに置くには少し大きめでした。そこで買ったのが、二台目のコアヒートスリム (コロナ) です。

CORONA コアヒートスリム

こちらは正直届くまで実力が分からずに不安でしたが、とても暖かいです。あまり写真では暖かくなさそうなんですけどね。

横幅 30cm となっていますが、これは台の幅なので、ヒーター本体はその半分ほどしかありません。

もっと安い商品もありますが、暖房器具なので安全性を重要視しています。例えば、温度が一定を超えると自動的に停止したり、斜めの状態や不安定な場所では動かなかったり、消し忘れても自動停止したりと安全に使えるような設計になっているのです。

それ以外にもダイキンの製品では人感センサー、コロナの製品ではエコ機能で出力低下など、省電力に対する工夫がなされているものもあります。

最後に

最近はインテリアの一部になる、おしゃれな暖炉型ヒーターなんてものもありますよね。

山善 暖炉型ヒーター