ゴミ箱に入れるときに処理が終わるのを待っていると、途中で名前が長すぎて消去できませんといったエラーが出ることがあります。
名前が長いなら、変更して消去すればいいじゃんと思うのですが、それで解決できないこともあります。
ファイルの名前とはファイルの名前自体のことではない
今、C:\User\hoge\Desktop\folderA\folderB\folderC\folderD\folderE\example.txt を消したいとします。
エラーが言っている「名前」というのは example.txt ではなく、消したいファイルがあるディレクトリまでの階層構造そのものを指しています。
folderA を消去するよう操作してもエラーが出て消去できないときは、folderA\folderB\folderC\folderD\folderE\example.txt という指定が長すぎるよ、と言っているのです。
そのため、example.txt を e.txt にしたところで問題が解決しないことがあります。
フォルダ選択で工夫するといい
このような場合は、消去するフォルダの選択を工夫すると解決できます。
folderA を消去するのではなく、その子フォルダ folderB や folderC を消去するように指示すると、すんなりと消すことができます。
これは消したいファイルが奥深くのフォルダにある場合に利用できます。
逆に言えば、folderA\folderB\folderC\folderD\folderE\abcdefghijklmnopqrstuvwxyz.txt という構造になっていて、abcdefghijklmnopqrstuvwxyz.txt を指定して消せないというように、ファイル単体での指定のときには利用できません…。