スマホのキーボードでATOKやSimejiと並んで存在感を放っているGoogle日本語入力。使っているところを見ると、意外と使われていない機能があったりします。
せっかくあるのに、使わないのはもったいない!今まで知らなかった隠れた機能を見つけてもらえればいいかなと思って紹介していきます。スマホをいじり倒している方にはもうおなじみの機能かもしれませんが…
紹介するのは、2015年9月22日の時点で最新バージョンのキーボードの機能です。
ケータイ配列モード
タイプミスしやすかったり、入力しやすかったりという理由でケータイ配列を使う人も多いかもしれませんが、最初にこの画面での機能から。
左端の一番上のボタン
わざわざ説明するほどのことではないかもしれませんが、このボタンは入力や消去を一回分取り消すためのものです。間違って入力したり削除したりしてしまったときに使ってみてください。
”あA”キーの長押し
このキーを長押しすると入力オプションが表示されます。
一番上は入力方法の選択ですが、このボタンは使う必要がありません。理由は後で説明します。
次が、Google日本語入力の設定が表示されています。これはよく使うかもしれません。いちいちスマホの本体設定を開く必要がないので、設定を変更したいときはこのボタンを使うと楽です。
マッシュルームの起動は定型文の入力をするときに使います。
スペースキーの長押し
スペースキーを長押しすると、入力方法の選択ができます。さっき使う必要がないと言ったのは、この方法のほうが楽に設定できるからです。
入力方法の選択では、Google日本語入力以外にインストールされているキーボードへの切り替えができます。また、Google音声入力を選択すると音声を自動的に文字にして入力してくれます。
改行キーの長押し
改行キーを長押しすると、一気に絵文字入力画面に飛ぶことができます。使う場面はそう多くないですが。
因みに、キーボードのテーマが異なると使えなかったりするので注意です。
テンキー画面
スマイルマークの隣に”123”と書かれたボタンを押すと、テンキーの画面になります。この画面では数字以外にも記号や顔文字、絵文字を選択して入力できます。
記号では、数学で使うような特殊な記号が打てたりします。使う機会はなかなか少ないと思いますが……
それから、顔文字も感情ごとに分類されていて選びやすくなっています。が、実はそこに表示されている顔文字はキーボードに登録されているものの一部でしかありません。
試しに「かお」と打って変換してみると、たくさんの候補が出てきます。「笑う」などと感情を入れて変換しても出るので、気が向いたらどうぞ。
ケータイ配列自体での紹介は以上です。次はQWERTY配列についてです。
QWERTY配列モード
ローマ字入力をするには少しボタンが小さく打ちづらいので筆者はURL入力などにしか使っていませんが、それでも知っておくと操作が楽になる機能はいくつかあります。
スペース, 改行キーの長押し
これはケータイ配列モードと同じで、入力方法の選択や絵文字入力画面へのジャンプができます。
↑キーのタップ回数
1回タップで一度だけ↑キーが有効になります。2回タップで再度↑キーを押すまでの間ずっと、↑キーが有効になります。
連続して大文字を入力したいときなどに使ってください。
フリック入力 -アルファベット-
QWERTY配列モードでもフリック入力することができます。実は、アルファベットキーを下にフリックすると大文字の入力になります。
意外とこの機能は気づかなかったりします。しかも、URLやメールアドレス、パスワードなどで大文字を含んでいても、いちいち↑キーを押して大文字入力に切り替える必要がないので、とっても入力が簡単になります!
この機能は結構オススメです。
フリック入力 -数字-
そして、QWERTYキーボードの一番上のキーは上にフリックすると、小さく書かれている数字を入力できます。この機能も、数字・記号画面に切り替えなくても入力できるので便利です。
長押し入力 -数字-
更に、QWERTYキーボードの一番上のキーは長押しすると、やはり小さく書かれている数字を入力できます。実際には長押しより上フリックのほうが時間もかからず簡単なので使う機会があるかわかりませんが……
入力編はここまで。次回は、設定編をお送りします!