QuickPicを使って写真を編集・削除しようとしたり、フォルダに移動しようとしたりしてもできないことがあります。
実行しようとすると
『アンドロイド4.4以来、Googleはアプリがセカンダリ外部ストレージへの書き込みを許可していない!』
『Android 4.4以降はGoogleの仕様変更によりアプリが外部ストレージへの書き込みを許可していません。』
といったエラーメッセージが表示されます。
今回はその原因と対策を説明していきたいと思います。
原因
アプリ上の問題?
削除や移動をしようとすると警告メッセージが出ます。これはアプリが操作を実行できなかったということです。
では、なぜ実行できなかったのでしょうか。それは、写真の移動や削除に必要な権限が与えられていないことに問題があります。
しかし、これはアプリ開発者が間違って権限を取得し忘れたとか、そういうことではありません。
因みに、エラーメッセージの意味は
『Android 4.4以降のスマホでは、QuickPicアプリを使ってSDカードのデータを操作することはできません。』
と言ったところです。
犯人はAndroid OS
実は、Android 4.4以降のOSでは購入した時点で最初からインストールされている、プリインストールアプリ以外はSDカード上のデータを操作できないということになりました。アプリ開発者ではなく、GoogleがQuickPicアプリでSDカード上のデータを操作する権限を認めていないのです。
つまり、写真や動画の移動、削除だけでなく、名前の変更や編集もできなくなったということです。
このエラーはQuickPic以外のアプリでも発生します。Google Playストアから自分でインストールしてきたアプリなら、操作できません。
解決方法
仕様が変更されてしまったので、SDカードに保存している写真や動画はQuickPicで操作できなくなってしまいました。しかし、まったく方法が断たれてしまった訳ではありません。
SDカードから移動する
QuickPicで操作する方法の一つは、本体ストレージに写真・動画を移動することです。
SDカードの中に入っている写真・動画に関しては移動・削除などができませんが、逆に言えば本体に保存されているデータなら操作できるということ。
プリインストールされているギャラリーやファイルマネージャなどのアプリを使って、写真・動画をSDカードから本体ストレージの中に移動・保存すれば、QuickPicで操作できるようになります。ただし、残りの容量が少ない場合はできないかもしれません。
QuickPicを諦める
これは結局解決していませんが、SDカード上の写真・動画を操作するときだけプリインストールアプリを使う、など使い分ける方法です。
普通に写真・動画を移動したり削除したりしたいという人は、無理にQuickPicを使わなくても、プリインストールのギャラリーなどのアプリを使えば操作はできます。