統合開発環境 (Integrated Development Environment) として有名な Eclipse を日本語化するためのプラグインとして Pleiades というものが開発されています。
All in One Pack を使うと最初から日本語化された環境で利用できますが、今回は既に利用している Eclipse を日本語化する方法について説明したいと思います。
手順
プラグインのダウンロード
まず、プラグイン本体だけをダウンロードします。
MergeDoc project のページへ行き、Pleiades プラグイン・ダウンロードの欄で最新版、もしくは安定版を選択します。
クリックでダウンロードできない場合は、右クリックで「新しいタブで開く」を選択してみてください。
zipフォルダの展開
ダウンロードしたら次に zip を展開しますが、このときに注意することがあります。
展開先 (C:\Users\****\Downloads…など) によっては、パスが長すぎて展開が失敗することがあります。Cドライブ直下など、パスが短くなる展開先を選びましょう。
ここでうまく展開できていないと、日本語化できません。
Eclipse のディレクトリにファイルを移動
展開した中身のうち、plugins と features ディレクトリ (フォルダ) を Eclipse のディレクトリにコピーします。
eclipse.exe と同じ層に配置することになります。
ini ファイルの編集
eclipse.ini というファイルが Eclipse のディレクトリにありますが、そのファイルを開き、次の2行を追加してください。
-Xverify:none
-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades
/pleiades.jar
付属してきた cmd で起動
プラグインを追加して初めて起動するときは、展開したフォルダの中の eclipse.exe -clean.cmd で Eclipse を起動します。
-clean で起動しないと、Eclipse が立ち上がらなくなったり、プラグインが動かなくなったりするので、注意が必要です。
日本語化されないときは…
うまく日本語化できないときは、次の点を見直してみましょう。
- JRE, Eclipse のバージョン (JRE 6, Eclipse 3.1 以上)
- 展開時のエラー発生の有無
- ini ファイルの編集の有無
- -clean での起動