MVNOが提供している格安SIMは、ドコモやau, ソフトバンクといった大手キャリア(MNO)に比べるとかなり安い値段で契約することができます。
格安スマホをセットで契約する場合は心配いりませんが、今までのスマホを利用して使いたいときには契約時にチェックしておくべきことを抑えておきましょう。
対応端末について
まず、SIMが今持ってる、もしくは買うつもりのスマホで使えるのか確認しておきましょう。
SIMロック
今ではSIMロック解除が義務付けられていますが、買ったばかりのときはSIMロックが有効になっています。(おそらく)
ドコモのスマホを使っている場合はほとんど問題ありませんが、au, ソフトバンクのスマホを使っている場合は、ロックを解除してもらわなければなりません。
SIMカードの大きさ
SIMカードには大きさが3種類あります。
- SIM
- microSIM
- nanoSIM
スマホに挿して使われるのは、通常microSIMかnanoSIMだと思います。MVNOによっては対応していないサイズがあります。
スマホの機種や型番で検索すればすぐにわかります。
通信規格
スマホには通信規格というものがあります。具体的に言うと、ドコモとソフトバンクはW-CDMA、auはCDMA2000という方式です。
で、何が重要かというと、W-CDMAとCDMA2000の間には互換性がありません。つまり、契約したSIMがW-CDMA方式のものだったりすると、auのスマホでは使えないわけです。
日本にあるMVNOのほとんどはドコモ系MVNOと呼ばれ、ドコモの回線を借りてサービスを提供しているので、W-CDMA方式が大多数を占めています。auのスマホで格安SIMを使おうと考えている人は特に注意しましょう。
ドコモ系MVNO
ドコモ系MVNOはドコモのスマホと、SIMフリーのソフトバンクのスマホで使うことができます。ほとんどはこちらに属するので、an系MVNO以外であれば問題ないでしょう。
au系MVNO
現在、au系MVNOは2社あります。
- mineo
- UQ mobile
支払いについて
支払い方法が限られているMVNOもあります。
銀行振込OKだったり、クレジットのみ決済可能だったりMVNOごとにバラバラなので、確認しておきましょう。
電波について
通信量と通信速度
大手キャリアと同じように、通信量に上限がある契約がほとんどです。通信量を超えると通信制限がかかるので、プランをよく確認しましょう。
また、プランやMVNOによって通信速度も変わってきます。通信量は無制限だけれども通信速度がとても遅い、なんてこともあるのでよく見なければなりません。
電波の強さ
通信速度はあくまで理論値であって実効値ではないので、正直使ってみないとわからないところもありますが、一般的には朝は混み合っていて繋がりにくいなどの意見が聞かれるようです。ネットで口コミを検索してみるといいと思います。